(一社)さが藻類バイオマス協議会は6月24日、令和6年度定時総会を、対面とオンラインを併用して佐賀市のロイヤルチェスター佐賀で開きました。83会員中、委任と事前議決権行使を含め67会員が参加。本年度の事業計画、収支予算、令和5年度事業報告を了承した後、令和5年度決算報告について審議し、原案通り承認されました。
総会後半では、佐賀大学さが藻類産業共同研究講座の出村幹英准教授が同大学での研究の現状について発表、続いて会員企業が藻類事業についてのプレゼンテーションを行いました。焼却施設のCO2を利用した藻類培養を目指す㈱ミダック、培養や抽出など各種の機器を手掛ける三菱化工機アドバンス㈱、培養装置を開発した大塚テクノ(株)、藻類を活用したアクアポニックスの実証事業を佐賀市で行っている㈱熊谷組など5社が自社の藻類事業への姿勢や開発した製品の特長などをアピールし、新たなビジネス連携を呼びかけました。
総会終了後には参加者による交流会も開催しました。熊谷組が取り組むアクアポニックスシステムを開発した熊本の企業が育てたサーモンや、㈲ムーラン・ルージュが㈱アルビータのヘマトコッカス藻を給餌して育てた鶏のウインナーやハムを使った料理も提供し、参加者はこれらの料理に舌鼓を打ちながら交流を深めました。