佐賀工房が藻紙でオリジナルステッカーを製作

　（一社）さが藻類バイオマス協議会会員の㈱佐賀工房が、今年10月に佐賀で開催される「SAGA2024国スポ・全障スポ」に向けて、微細藻類を漉き込んだ和紙「藻紙」を使ったステッカーを製作、販売を始めました。包装するポチ袋には微細藻類や「バイオマス産業都市さが」のＰＲを記載。佐賀工房の吉原成子社長は「国スポ・全障スポで全国から訪れる人たちが、循環型社会を目指す佐賀市を知ってくれれば」と期待しています。

　佐賀の特産物を使った商品の企画・販売を行っている佐賀工房は、国スポに向けた新商品を企画する中で、「バイオマスシティー佐賀市」の全国発信を考えた商品づくりをしたいと考え、さが藻類バイオマス協議会に相談。協議会が藻紙で会員証を発行していることをヒントに、スマートフォンなどに貼ることで目につきやすいステッカーを藻紙で作ることにしました。

　藻紙の製作は、協議会会員証用の紙を作った福井県の和紙製造業者に依頼し、漉き込む微細藻類「ヘマトコッカス」は㈱アルビータから購入。ステッカーのデザインは吉原社長が自ら担当して作り上げました。

2024佐賀国スポに向け、佐賀市内店舗で販売開始

　出来上がったステッカーは縦９cm、横5.5cm。「SAGA2024」の大会ロゴの周りにバルーンが浮かび、「Welcome to Biomass Industry City SAGA. This Washi is made of Haemotococcus grown by CO₂」の文字が入っています。また商品を包装するポチ袋には「この和紙ステッカーの赤い点はアスタキサンチンを含む微細藻類『ヘマトコッカス』です。次世代の循環型資源として期待される微細藻類です。佐賀市は廃棄物が資源として循環する『バイオマス産業都市』を目指しています」と記載しました。

　吉原社長は「佐賀がバイオマス都市を目指していることを知っている人はまだまだ少ない。この国スポ・全障スポを機に知ってほしいと思い、その一助になればと企画した。この取り組みが佐賀の産業や経済の活性化に結びついていけばと期待している」と話しています。

　ステッカーはＪＲ佐賀駅、佐賀空港、佐賀バルーンミュージアム内の佐賀工房の店舗で、500円（税抜）で販売しています。ぜひ、お手に取ってください。

ステッカーを紹介するYouTube動画は下記

佐賀工房のなんでんかんでんtv - YouTube

佐賀工房オンラインショップのURLは下記

佐賀工房オンライン-トップ (sagacobo.co.jp)

（C）一般社団法人さが藻類バイオマス協議会事務局