(一社)さが藻類バイオマス協議会は6月22日、令和3年度の定時総会を開きました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、事前に議案について書面表決を得るオンライン開催の形で実施。対象会員数60名中、委任状を含め53名が出席し、提案した「令和2年度決算報告書の承認」と「任期満了に伴う役員の選任」の2議決について原案通り承認されました。
総会では、井田建会長(株式会社ミゾタ取締役社長)が「首相が脱炭素社会の実現を宣言されたこともあり、世の中の藻類産業への期待を実感している。一歩ずつ着実に前進していく」とあいさつ。本年度の事業計画案、予算案など3件の報告を行いました。また、佐賀大学リージョナル・イノベーションセンターシニアURAの平山伸教授が「佐賀大学微細藻類バイオマス研究プロジェクト」の概要を報告しました。
議事終了後には、協議会がアドバイザー契約を結んだバイオベンチャー「株式会社ちとせ研究所」の星野仁・藻類活用本部本部長が「藻類産業を立ち上げる!」の演題で講演。藻類を活用した事業の創出を目指す企業連携型プロジェクト「MATSURI」について説明しました。
その後の理事会で、井田会長と寺本憲功副会長(佐賀大学副学長)の再任が承認されました。
(2021年6月29日掲載)