さが藻類バイオマス協議会の支援会員である佐賀商業高校「さが学美舎(まなびや)」と会員の白玉饅頭「元祖吉野屋」が連携して、抗酸化成分アスタキサンチン入りのピンクの白玉を使った新商品の開発に取り組んでいます。白あんをピンクの白玉で包んだ「紅白饅頭」などを試作、11月8日に福岡市のマリンメッセで開かれた「第7回しんきん合同商談会」で販売しました。
「さが学美舎」は、授業の一環でインターネットショッピングモールを運営、地場産品を生かした商品を販売しています。そこで「環境に配慮した新たな商品を作りたい」と佐賀市バイオマス産業推進課とさが藻類バイオマス協議会に相談。そのアドバイスで、佐賀市清掃工場の二酸化炭素を活用して㈱アルビータが生産しているアスタキサンチンを使った白玉饅頭の商品化を検討している「元祖吉野屋」とコラボすることになりました。
開発にあたっては、「さが学美舎」の生徒たちが「ピンクの白玉で白あんを包んだ紅白白玉饅頭」「タピオカの代わりにピンクの白玉を用いたドリンク」などを提案。元祖吉野屋で、白あんと黒あんの二種類の「ピンクの白玉饅頭」と抹茶ラテにピンクの白玉を入れたドリンクを試作しました。
このうちピンクの白玉饅頭は、「赤い白玉・茜」と名付け、「さが学美舎」が出展した「しんきん合同商談会」で販売、完売することができました。生徒たちはプレゼンで「元祖吉野屋は昔ながらの製法で添加物や保存料を一切使わずに白玉饅頭を作っていて、今回、アスタキサンチンの赤色をどう生かすかを考えて商品を提案したところ、『若者受けする今風のスイーツとして面白い』と評価してもらった。今後も商品開発を進め、販売できればと思っている」とアピールしました。