(一社)さが藻類バイオマス協議会は6月30日、令和4年度定時総会を佐賀市のホテルグランデはがくれで開きました。68会員中、委任と事前議決権行使を含め60会員が参加。本年度の事業計画、収支予算、令和3年度事業報告を了承した後、令和3年度決算報告と理事及び監事の選任について審議し、いずれも原案通り承認されました。
総会は対面とオンラインを併用して開きました。井田建会長(株式会社ミゾタ取締役社長)はあいさつで、地元高校生の発想をもとに会員企業がコラボレーションした「アスタキサンチン入り卵」の開発に触れ、「この取り組みは多くのメディアに取り上げられ、佐賀市における藻類産業と二酸化炭素利活用の着実な進ちょくを示すことになった」と紹介。「近年の脱炭素やSDGsへの関心の高まりを受けて佐賀における藻類産業への期待は高まっている」と強調しました。
議事終了後には、佐賀大学農学部の出村幹英特任准教授が、佐賀市の委託を受けて行っている藻類産業開発のための研究の現状について発表。会員企業による自社PRもあり、11社が動画や写真なども用いながら、自社の特徴や強み、力を入れている製品などをアピールし、新たなビジネスをつくり出していくための連携を呼びかけました。
(2022年7月8日掲載)