さが藻類バイオマス協議会の第1回農水産業ワーキンググループ(WG)が11月25日、佐賀大学で開かれました。会員企業7者と佐賀大学藻類研究プロジェクト(Project SA)の研究者ら計12人が参加、藻類の農水産業での活用の可能性や課題について意見交換しました。
ディスカッションでは、Project SAでの藻類の農業利用研究について佐賀大学農学部の上埜喜八准教授と出村幹英特任准教授が説明、植物の生育や品質に好影響を与える新しい農業資材として近年注目されている「バイオスティミュラント」としての藻類利用についても紹介しました。また、養殖魚の飼料としての藻類活用についても取り上げられ、製造方法やコストなどについて意見を交わしました。
WGは、協議会の会員企業と佐賀大学、会員企業同士の連携を深め、具体的なプロジェクトの始動に向けて情報交換を行おうと設置しました。当面、「商品企画流通」「生産・加工」「農水産業」の3グループで論議を進め、事業の具体化を目指します。
(2019年11月29日掲載)