株式会社JCCL

会員名 株式会社JCCL
企業概要・事業内容

 JCCLは2020年12月に創業した九州大学発スタートアップで、最先端の二酸化炭素回収・再資源化技術で持続可能なカーボンニュートラル社会を実現することを目指しています。

 私たちが特許を保有するCO₂吸収材は、低コストかつ高効率にCO₂を回収することができます。

 あわせて、プロセスシミュレーションや各種試験の受託、コンサルティングサービスの提供や回収装置の開発・提供も行っております。

URL

https://jccl.jp/

ストロングポイント

 私たちのCO₂吸収材とCO₂回収装置を使うことにより、回収コストの大幅な低減が可能です。

従来のアミン吸収液を使った手法では、CO₂と吸収液の結合が強固なため、CO₂脱着に高温加熱という大きなエネルギーが必要でしたが、私たちの吸収材はCO₂と温和に結合するため、50℃付近の低圧蒸気を流すだけで脱着が可能となり、従来比でおよそ4分の1までランニングコストを低減することが可能です。

 また、工場の燃焼後排ガスなどの水分を多く含むガスからのCO₂回収においては、私たちの吸収材は湿度が高いほどCO₂をよく吸収するという特長があり、ガスや吸着剤の乾燥工程が不要となるため、その分のエネルギーコストもカットできます。

取扱い商品・サービス

●減圧蒸気スイープ型膜分離性能評価装置(VSS1)

 VSSシリーズは、CO₂分離膜に調湿されたCO₂含有ガスを流し、透過側を減圧・水蒸気供給することで膜の性能を評価する装置です。透過側に流す減圧蒸気の供給量や相対湿度を自動制御し、濃度13%のCO₂を1ヶ月以上安定して97%以上に濃縮できることを確認しています。DACや排ガスからのCO₂回収のための各種CO₂分離膜の性能評価や耐久性評価に最適です。また、各種CO₂分離膜の操作条件の最適化や、CO₂分離膜を実装したCO₂回収装置設計にご活用いただけます。

 

●減圧蒸気スイング型CO₂回収装置(VPSA1)

 VPSAシリーズは、固体吸収剤によりCO₂を吸収し、次いで固体吸収剤に減圧蒸気を供給することでCO₂を分離・濃縮するCO₂回収装置です。都市ガスの燃焼後排ガスに相当する7%程度のCO₂を含有したガスから97%以上の純度のCO₂を分離回収することが可能です。CO₂吸収剤・吸着剤の性能評価やCO₂回収プロセスの開発・実証にもご活用いただけます。

 

●JCCLエコシステム 

 CO₂回収に関する各種ご相談が可能なコンサルティングサービスです。会員限定講演会への参加や、受託費用の割引などの特典もあります。

 

●各種試験等の受託、PoC等の実施

 企業様で製作された吸収材料の性能評価等の試験や、CO₂回収に関する各種シミュレーションの実施、PoCや各種実証、共同研究・開発等も随時承っております。

その他

脱炭素という地球規模の課題解決のためには、ご一緒に取り組みを進めてくださる方々が欠かせません。

ぜひ何か協業してみたい、少し相談してみたい、聞いてみたいなどありましたら、お気軽にお声掛けください!

写真

減圧蒸気スイープ型膜分離性能評価装置(VSS1)

 

減圧蒸気スイング型CO₂回収装置(VPSA1)

一般社団法人さが藻類バイオマス協議会事務局
〒849-0919 佐賀市兵庫北3丁目8番36号ほほえみ館2F
佐賀市バイオマス産業推進課内
TEL:0952-33-2398 FAX:0952-40-7377