さが藻類産業研究開発センターは、佐賀市、佐賀大学、筑波大学が締結した「藻類バイオマスの活用に関する開発研究協定」に基づき、藻類産業創出のための研究拠点として、2018年3月に佐賀大学内に設置されました。
センターは、鉄骨平屋建て延べ床面積100平方メートルで、微細藻類の単離・培養、濃縮、有用な成分の抽出などを行う設備を備えており、市場ニーズに対応した藻類の選抜と培養、有用成分の抽出方法の確立など、藻類産業創出を技術面でサポートします。
現在、センターでは、佐賀市が佐賀大学に委託した「有用な微細藻類の探索」「有効成分抽出」などの研究が、学部を横断した自主的研究グループ「μABproject(マイクロ・エービー・プロジェクト)」で行われているほか、協議会会員企業による藻類に関する研究にも利用されています。
2019年3月には、屋外培養実験施設も完成しました。500Lと100Lの培養タンクや大型連続遠心機などを備えています。微細藻類の大量培養実験の進展が期待されます。
さが藻類産業研究開発センター 外観